更新日:2017年9月7日
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【とき】平成30年12月3日(月曜日)13時30分から14時15分
【ところ】子育てランドあ~べ(山形市)
【訪問先】特定非営利活動法人 やまがた育児サークルランド
【出席者】やまがた育児サークルランド 代表 野口比呂美さんほかスタッフ、「ままカフェサロン」を利用している避難者の皆さん
知事、危機管理監ほか
「やまがた育児サークルランド」は、子育てしやすい地域づくりと、母親も父親もいきいきと子育てや仕事・市民活動ができるように子育て支援施設の運営や子育て支援のほか、東日本大震災の避難者家族のための交流事業「ままカフェサロン」を平成23年から山形市と米沢市で行っています。「ままカフェサロン」に参加する避難者の方々のお話をお聞きしました。
平成29年4月に山形市七日町に建てられた「N-GATE NANOKAMACHI 街なかコミュニティ機能型交流拠点」の1階にある「子育てランドあ~べ」に、「特定非営利活動法人 やまがた育児サークルランド」を訪ねました。
懇談会場は、「子育てランドあ~ベ」に隣接しているカフェ「pont tree cafe」。
始めに知事から、やまがた育児サークルランドの子育て支援、避難者支援などの取組みに対しお礼が述べられました。また、ままカフェサロンの参加者に対し、「皆さんはこれからふるさとに帰られるかもしれないし、こちらに定住することになるかもしれませんが、どちらにしても皆さんが安心して生活していけるよう努めていきたいと思っているところです。今日は、遠慮なくお話をお聞かせいただければ大変ありがたいと思っております。」とあいさつがありました。
やまがた育児サークルランド代表野口比呂美さんから「やまがた育児サークルランド」は、子育て団体として平成10年に活動を始め、『子育てランドあ~べ』を平成14年から運営しています。子育て施設の運営やいろいろな形の子育て支援活動をしているとき東日本大震災が起こり震災で避難してきた方がたくさんいらっしゃると聞いて様々な活動をしてきました。情報提供に加え、同じ立場の人たちの交流のための『ままカフェサロン』を開設しました。」と説明していただきました。
続いて、「ままカフェサロン」に関わっていた土肥由利子さんの進行により、サロンに参加している皆さんとお茶を飲みながら懇談しました。
皆さんに山形での生活の状況についてお聞きすると、お子様の様子や山形の子育て環境がいいこと、食べ物がおいしいこと、地域の方々との交流などについてお話してくれました。
「雪で困るということはないですか。」との質問に、雪遊びや山形の除雪などについて話が盛り上がり、知事からは、子どもの頃雪遊びを楽しんだという逸話とともに、雪を魅力として観光誘客につなげる「雪フェスティバル」や「行くぜ!東北!」のフレーズでの取組みが紹介されました。
また、山形と福島との二重生活のことについて話題になり、知事は、皆さんの生活が落ち着いてもらいたいと思っていると応じました。
野口代表からは、「福島県の予備校の先生を招いて福島県の高校の受験事情について話を聞く機会を設けました。」と紹介があり、さらに「皆さんがどう選択するにしても、いい方向に行けるように情報を収集して皆さんに提供していきたいと思います。気になることがあったらどんどん言ってほしいです。」との話がありました。
(知事からひとこと)
お話を聞かせていただいてありがたいと思っています。せっかく「ままカフェサロン」に参加してご縁ができたので、これからも交流を続けてほしいです。そして、子育ての今の時期を楽しんでほしいです。皆さんに幸せに暮らしてほしいと願っています。
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