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更新日:2024年9月4日

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知事と若者の地域創生ミーティング

令和6年度知事と若者の地域創生ミーティング

知事写真

「知事と若者の地域創生ミーティング」は、人口減少が進行し、地域で暮らす若者も減少している中、若者の豊かな発想や行動力を地域づくりに生かしていくため、知事が市町村に赴き、市町村単位で、若者が力を発揮できる環境づくりや地域課題、定住促進、地域の元気創出策などについて、若者と車座になって対話を行い、明日の地域創生を考えることを目的に実施します。

第1回開催 知事と若者の地域創生ミーティングin中山町

  R6中山町1 R6中山町2

 令和6年度第1回のミーティングを、中山町で開催しました。吉村知事と佐藤町長が8名の若者と意見交換を行いました。
【と き】令和6年5月14日(火曜日)午後4時~午後5時30分
【ところ】中山町役場
 

【主な意見等】

  1. 中山町とともに空き家の利活用を考えている所有者を顕在化し、宅地分譲、新築用地、中古住宅としての販売、店舗としての再利用など、空き家等の利活用の取り組みを行っている。少しずつだが、町外から移住して新築される方、中古住宅を購入される方、新規事業で店舗を開業して頂いたりしている。この取り組みを通して中山町を盛り上げて行きたい。
  2. 高齢者の健康増進を目指し、eスポーツをとおして人と人とのコミュニケーションが生まれる場所をつくり、世代間の交流も生み出しながら、自分の得意分野のデジタルの部分で苦手な人をサポートして、活気ある町になったらよいと思っている。
  3. 耕作放棄地を有効活用し、自分の経営状況と労働力も考えながらおいしい農作物を安定して作っていきたい。また、規模拡大することにより雇用につなげ、周りの方々も幸せになるように一生懸命農業をしていきたい。
  4. 中山町の魅力を伝え、町を活性化させたいとの思いから、羽前長崎駅の待合室の清掃と装飾を行い、駅の利用頻度の向上等を目指してきた。自分の考えた芋煮を応募するコンテスト(未来の芋煮レシピコンテスト2024)が中山町で今行われているが、自分の意見が発信でき、それを実現できるような取り組みが増えれば、若い人を呼び込むという点でよいと思う。
  5. 地域活動において、若者と年配者など世代ごとに価値観が合わず、さまざまな事柄が前に進まないことがあり、相互理解の重要性を感じている。お互い意見交換し相互理解しながら進めることにより、地域における物事のスピードが上がっていく。そのため、コミュニケーションを図る場として芋煮会は大事だと思っている。
  6. 町内に未就学児から遊べる屋内施設ができたら、雨の日でも町から出ずに過ごせ、町内のお母さん同士がコミュニケーションを取れる場にもつながり、ワンオペや一人で子育てするお母さんが息抜きできる場所になると思う。そのため、お寺で、親子で参加できる座禅会などのイベントができたらよいと考えている。
  7. さまざまな自然と触れ合える中山町を、他の地域の方にも知ってもらい、中山町に興味を持って住んでみたいと思ってもらうため、いろいろなSNSを活用して、イベントの告知や中山町の魅力を発信したいと考えている。また、所属するグループで、小学生など子ども達がやりたいイベントの企画提案を実現させるための支援活動を行いたいと考えている。
  8. 農業に興味ある若者や手の空いたご年配の方など様々な方々を安定的に雇用するため、儲かる農業法人の設立を目指している。また、中山町は芋煮会発祥の地であり、芋煮の具材を町内で生産し、イベントや商品で使用することで経済的に豊かな中山町になったらよいと考えている。

第2回開催 知事と若者の地域創生ミーティングin新庄市

  R6新庄市1 R6新庄市2

 令和6年度第2回のミーティングを、新庄市で開催しました。吉村知事と山科市長が8名の若者と意見交換を行いました。
【と き】令和6年5月20日(月曜日)午後4時~午後5時30分
【ところ】新庄市民プラザ
 

【主な意見等】

  1. 最上地域にはケミカルやヘルスケア、IT系の企業がなく、薬剤師やSE(システムエンジニア)の資格を持っていても、最上地域で仕事ができないという声を多く聞く。若者が最上地域に帰って来やすいようにするため、仕事の選択肢を増やしてほしい。また、若者が金融教育を学ぶことにより、経営者目線の社会人を多く育て、自分で資金調達し起業できるようにすることも必要と考える。
  2. 学校の総合学習の時間などで、地域活性化のために自分たちができることなどを考え、出席した企業の方々に提案したが、金銭的な問題などもあり実現できないとの回答が多かった。新庄をもっと良くするためにせっかく考えた案があったとしても、なかなかうまく実現できないもどかしい想いで日々過ごしている。
  3. 高校を卒業したら、市内で製造業の仕事に就こうと考え、機械・電気の基礎を、ロボット作りを通して学んでいる。しかし、最近は特に若い人が山形を出て都会で働く人が増えているため、市内にもっと有名な企業が増えれば新庄市内で働く人が増えると考える。
  4. 「新庄まつり」に参加したいという想いから、地元就職を選択している生徒や成人式で戻ってこなくともお祭りには帰ってくる若者がいるなど、「新庄まつり」には人を呼び戻す、または呼ぶ力がある。伝統行事の担い手を育成する意味でも、卒業後の進路の幅を広げてあげることが必要であり、結果的に地域の活性化にもつながり、「新庄に戻ってきたい」「新庄で働きたい」「新庄に住みたい」という子どもたちが増えると思う。
  5. 新庄亀綾織伝承協会は知名度が低く所属している全員が市外の出身である。後継者として地元の方に関わってほしいと考え、一人でも多くの方から新庄亀綾織に興味を持ってもらうため、小学校に出向きその歴史や生地に触れてもらうなどの活動を行っている。
  6. 子どもにも農業をやってほしいと考えているが、農業の楽しさや土と触れ合うこと、収穫の魅力などを味わってもらいたいと考え、子どもの同級生などを呼んで、サツマイモの収穫体験を行っている。
  7. 外国人観光客の方々に最上地域の観光地を案内しているが、地域を感じてもらえる体験型の観光を増やすとともに、地域を周遊するためのアクセスを整えたいと考えている。
  8. 子どもが増えてほしいと思う。そのためには、小さい子ども向けの屋内遊戯施設や、高校生などが集えて電車の待ち時間などを有効活用できる場所があればよいと考える。

前年度までの開催結果はこちらからご覧ください。

 

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