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更新日:2019年11月27日
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「高級ぶどうシャインマスカット」がどうして外国で栽培され世界に輸出されているのか、サクランボやリンゴの栽培技術の国外流出が心配です。サクランボで有名な山形県は御注意下さい。(2019-10-23)
ぶどう「シャインマスカット」等の日本国内で開発された優良品種の種苗が外国に流出して栽培・販売されていることについては、さくらんぼの品種や栽培技術を開発している山形県においても大変憂慮しているところです。
種苗法に基づく品種登録を行ったり、収穫物を販売する際の名称等について商標法に基づく商標登録を行ったりすることにより、県が開発した新品種の知的財産権を保護しているところですが、サクランボ等の永年性植物の種苗については、厳重な管理が必要と認識しています。特に被害の大きい種苗の国外への流出を防止するためには、国外で国ごとに品種登録を行うことが有効です。このため、本県が育成し、平成30年度から苗木販売が始まった、さくらんぼ「山形C12号」については、国内での品種登録出願に加え、農林水産省の植物品種等海外流出防止対策事業を活用し、海外品種登録出願に取り組んでいます。
また、「山形C12号」の果実を販売する際の名称である「やまがた紅王」についても、国内外で商標登録出願をしています。
さらに、「山形C12号」では生産者登録制度を導入し、苗木の第三者への譲渡や販売や、国外への持ち出しを行わないこと等を登録の要件としています。
このような品種保護の取組みや、生産者等へ知的財産権についての周知に継続して取り組んでまいります。(2019-11-05 実施中・実施済)