更新日:2024年8月2日

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庄内地方の鉄道整備について

ご意見

 内陸地方と庄内地方で鉄道整備に差があると感じています。新幹線は内陸地方のみ、新潟県から青森県まで新幹線はつながっていません。交通系ICカードの使用も内陸地方のみです。使わないだろうからいらないではなく、どう使っていくのかという観点で庄内地方の鉄道整備をお願いします。(2024年7月16日)

県の取組状況

 新潟県から庄内地方へ向かう新幹線については、昭和48年に政府の基本計画に位置づけられた羽越新幹線の路線計画の中で、富山市を起点とし、新潟市、秋田市を経由し、青森市を終点とするルートが示されています。
 羽越新幹線は、太平洋側と比べ歴然とした格差のある日本海側の地方創生の実現及び国土全体のリダンダンシー機能(※)の確保という観点から、県ではその整備が不可欠であると考えています。
 このため、県では、青森・秋田・新潟・富山の沿線各県と「羽越新幹線建設促進同盟会」を組織し、羽越新幹線の早期実現に向けて政府等に対する働きかけや地域における機運醸成に取り組んでいます。
 また、交通系ICカードについては、令和6年3月から利用駅が拡大され、県内では23駅で対応可能となっていますが、庄内地方の駅が含まれていません。本県では、これまでも、県・市町村・県内経済団体等で構成する「山形県鉄道利用・整備強化促進期成同盟会」から、JR東日本に対し、交通系ICカード対応駅の拡大を要望しています。
 今後とも庄内地域の鉄道の利便性向上につながるよう、取り組んでまいりますので、ご理解願います。(2024年7月31日その他)

(※)リダンダンシー機能:自然災害等による障害発生時に、一部の区間の途絶や一部施設の破壊が全体の機能不全につながらないように、予め交通ネットワークやライフライン施設を多重化したり、予備の手段を用意すること

( みらい企画創造部 総合交通政策課 )