更新日:2024年3月26日
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新型コロナウイルス感染症の患者及び曝露前の免疫抑制状態の者を対象とした中和抗体薬「チキサゲビマブ及びシルガビマブ」(販売名:エバシェルド筋注セット)が、令和4年8月30日に特例承認されました。
エバシェルドは、現状、安定的な供給が難しいことから、一般流通は行われず、厚生労働省が所有した上で医療機関からの依頼に基づき無償で譲渡することとされています。
エバシェルドの効能・効果は「SARS-CoV-2-による感染症及びその発症抑制」ですが、供給量が限られていることや、治療については他に使用可能な薬剤があること、及びワクチン接種では十分な免疫の獲得が期待されない者に対するウイルス曝露前の投与(発症抑制目的での投与)を対象とした薬剤は日本では初めての承認となることから、以下の投与対象者への、発症抑制目的での投与に限って薬剤を供給します。
【(1)(2)をともに満たす者】
(1)SARS-CoV-2による感染症に対するワクチン接種が推奨されない者又は免疫機能低下等によりSARS-CoV-2による感染症に対するワクチン接種で十分な免疫応答が得られない可能性がある者(以下の者に限る)
(2)濃厚接触者(感染症患者の同居家族又は共同生活者等)でない者
11歳以下の小児に対しては、対象としておりません。
県に申出のあった医療機関のうち、エバシェルド登録センターへの登録を完了させた医療機関のみが掲載されています。
エバシェルドは一般流通は行わず、厚生労働省が所有した上で医療機関からの依頼に基づき無償で譲渡されます。
配分を希望する医療機関は、山形県を通じて、エバシェルド登録センターへ登録を行い、発注・投与実績報告を行う必要があります。
1. 医療機関がエバシェルド登録センターへ登録する(医療機関の登録)
1. エバシェルドの配分を希望する医療機関は、県へ申請する。申請はこちら(外部サイトへリンク)からお願いします。(電子申請・届出システムへ移動します)
2. 県は医療機関が要件に適合していることを確認の上、対象医療機関をリスト化し、厚生労働省に送付する。
3. 厚生労働省はアストラゼネカ社に対象医療機関リストを提供する。(毎週月・木10時。休日となる場合は翌日)
4. アストラゼネカ社は提供された対象医療機関に登録フォームを送付する。
5.~6. 対象医療機関はフォームを通して「エバシェルド登録センター」に登録する。
投与対象患者の具体的な予定がなくても、対象患者が受診する可能性がある医療機関は、事前に1.まで完了させておくことができます。県へ申請した医療機関は、エバシェルドの投与可能な医療機関として、ホームページで公表されます。
2. 患者登録及びエバシェルド発注・投与
7. 投与対象患者への投与予定が決まったら、エバシェルド登録センターから、投与患者情報を登録及び発注をかける。
8.~9. エバシェルド登録センターは患者適格性情報を確認し、納品する。(エバシェルド登録センターは毎営業日15時時点で注文を取りまとめ、地域等により多少の差異があるが、土日祝日を除き、原則翌日までに配送)
10. 患者に投与する。
3.投与後の実績報告
11. 医療機関は、投与実績をエバシェルド登録センターへ登録する。
12. エバシェルド登録センターは厚生労働省へ投与実績を報告する。
エバシェルドの配分を受けられる医療機関は、都道府県が下記要件を確認した病院若しくは有床診療所又は無床診療所となります。往診による投与も可能です。
発症抑制目的に限って配分をするものであり、計画的な投与が可能であることから、在庫配置は認められていません。対象者への投与分を都度発注してください。
こちら(外部サイトへリンク)からご申請ください。
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