更新日:2024年7月24日
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肝炎とは、肝臓の細胞に炎症が起こり、肝細胞が壊される病気です。原因は、ウイルス、アルコール、自己免疫等があります。日本においては、B型肝炎ウイルスあるいはC型肝炎ウイルス感染による肝炎がその多くを占めています。
中には、肝硬変や肝がんを発症する人もおり、日本の肝がん患者の約80%はB型・C型肝炎ウイルス感染者といわれています。
B型肝炎:110万~120万人
C型肝炎:90万~130万人
つまり、国内では約50人に1人が感染しており、国内最大級の感染症といえます。
B型肝炎:性行為、輸血、臓器移植、刺青、針刺し事故、母子感染等
C型肝炎:輸血、臓器移植、刺青、針刺し事故、母子感染等
全身倦怠感、疲れやすい、食欲不振、吐き気、嘔吐、発熱など。
症状を自覚しにくいことも肝炎の特徴であり、気づかぬうちに悪化することもあります。
肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、血液検査で分かります。採血してから1週間後に検査結果を知ることができます。
正しい検査結果を得るためには、感染したと思われる時期から、B型肝炎は3か月、C型肝炎は6か月以上経過している必要があります。
これまでにB型、C型肝炎ウイルスの検査を受けたことがない方
ご家族にB型、C型肝炎ウイルスに感染している方、肝がんの患者さんがいる方
健康診断等で肝機能の異常を指摘されたが、まだ医療機関を受診していない方
母子感染予防策が実施されていなかった1985年(昭和60年)以前に生まれた方
輸血や大きな手術を受けた方
刺青(タトゥー)を入れた方、医療機関以外でピアスの穴をあけた方
集団予防接種の際に注射器の連続使用が行われた場合
(国は予防接種実施規則により、昭和33年に注射針について、昭和63年に注射筒について、被接種者ごとに取り換えることを定めています。)
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