更新日:2023年9月26日
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山形県企業局では、「山形県エネルギー戦略」(平成24年3月策定)に基づき、再生可能エネルギーの導入拡大を図るとともに、水道事業などにおいては、温室効果ガスである二酸化炭素排出量を削減する観点からも、施設への小規模な水力発電及び太陽光発電の導入を積極的に進めて行くこととしております。
自然の営みから半永久的に得られ、継続して利用できるエネルギーのことをいいます。有限でいずれ枯渇する化石燃料などと違い、自然の活動によってエネルギーが絶えず再生、供給され、地球環境への負荷が少ないのが特徴です。具体的には水力、風力、太陽光・太陽熱、バイオマス、地熱等が該当します。
固定価格買取制度(再生可能エネルギーで発電された電力を、国が定める価格で一定期間、電力会社が買い取ることを義務付ける制度)による導入促進が期待されております。
水道施設の未利用エネルギーを有効利用するため、平成19年度に置賜広域水道笹野浄水場、平成25年度に庄内広域水道平田浄水場、平成26年度に村山広域水道天童量水所及び庄内広域水道鶴岡量水所に小水力発電設備を設置しております。また、平成29年度には最上広域水道の水源である神室ダムで神室発電所の運転が開始しました。
置賜広域水道笹野浄水場と、その水源の一つである綱木川ダムの落差による位置エネルギーを有効利用するため、置賜広域水道の拡張事業に合わせて小水力発電設備を設置し、平成19年8月に運転を開始しました。
発電した電力は浄水場の所内電力として使われ、浄水場の維持管理費用の低減に貢献しています。
庄内広域水道平田浄水場と、その水源である田沢川ダムの落差による位置エネルギーを有効利用するため、新たに小水力発電設備を設置し、平成25年6月に運転を開始しました。
発電した電力は浄水場の所内電力として使われ、浄水場の維持管理費用の低減に貢献しています。
村山広域水道西川浄水場と、天童市への供給地点である天童量水所の落差による位置エネルギーを有効利用するため、新たに小水力発電設備を設置し、平成27年1月に運転を開始しました。
庄内広域水道朝日浄水場と、鶴岡市への供給地点である鶴岡量水所の落差による位置エネルギーを有効利用するため、新たに小水力発電設備を設置し、平成26年11月に運転を開始しました。
設置場所 鶴岡市高坂地内(鶴岡量水所)
神室発電所は神室ダムにおける利水・河川維持のための放流を利用したダム式発電所で、平成29年に運転を開始しました。水車発電機1台で、最大使用水量1.4立方メートル/sの水を使用し、落差38.3mで、420kWの発電を行っています。
設置場所 金山町有屋地内(神室ダム)
停電時に最低限必要な電源確保を目的として、平成24年度に『酒田工業用水道遊摺部浄水場』に、平成26年度に『最上広域水道金山浄水場』及び『庄内広域水道朝日浄水場』に太陽光発電設備を設置しております。
平成24年度に、酒田工業用水道遊摺部浄水場の管理棟屋根に、最大出力10kWの太陽光発電設備を設置しました。
これにより、停電時の復旧作業等に最低限必要な電力をまかなうことができるようになりました。また、通常時に発電した電力は浄水場で使用することにより電気料金の低減にもなっています。
設置場所 酒田市遊摺部地内(遊摺部浄水場)
平成26年度に、最上広域水道金山浄水場の管理棟壁面に、最大出力11.5kWの太陽光発電設備を設置しました。
これにより、停電時の復旧作業等に最低限必要な電力をまかなうことができるようになりました。また、通常時に発電した電力は浄水場で使用することにより電気料金の低減にもなっています。
平成26年度に、庄内広域水道朝日浄水場の管理棟壁面に、最大出力11.5kWの太陽光発電設備を設置しました。 これにより、停電時の復旧作業等に最低限必要な電力をまかなうことができるようになりました。また、通常時に発電した電力は浄水場で使用することにより電気料金の低減にもなっています。
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