更新日:2025年2月7日
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薪ストーブやペレットストーブなどの「木質バイオマスストーブ」は、化石燃料を使用するストーブと比べると、森林資源の活用により地域を活性化するとともに地球温暖化の防止に貢献します。また、炎の揺らめきを眺め、パチパチと木がはぜる音を聞きながら、料理を煮込んだりと生活に彩りを添えてくれます。
一方で、設置や使用の方法が適切でない場合、「煙の臭いが気になる」「洗濯物ににおいがうつる」「煙が窓や換気口から家に入ってくる」といったご近所トラブルの原因になることがあります。
現在、木質バイオマスストーブの使用を規制する法律や条例はありませんが、設置を検討している方や使用されている方は、ご近所やご本人、ご家族の健康や生活環境を守るためにも、適切な配慮を心がけましょう。
燃焼性能の良いストーブは排気ガス中のPM(粒子状物質)が少なくクリーンです。目安として、熱効率が薪ストーブで60%以上、ペレットストーブで70%以上の機器を選びましょう。
薪ストーブが普及しているアメリカの基準では、薪ストーブの熱効率は「触媒方式が72%以上、非触媒方式は63%以上」、ペレットストーブが普及している欧州の基準では、「定格出力で75%以上」と定められています。(熱効率はいずれも低位発熱量換算)
排気口の位置や煙突の高さなど、周囲の状況との関係によってはご近所の迷惑になる可能性があります。
設置する場合は、ストーブと煙突の位置、煙突の高さを検討しましょう。
また、煙突はできるだけ垂直にして高くすると、排気ガスは拡散されて地面付近でにおいを感じることが少なくなります。
適正な機器の選定や設置を行ったとしても、排気ガスからは多少の臭いや煙が発生します。また、点火時にはどうしても煙やにおいが多く発生してしまいます。
設置に際してあらかじめご近所に説明し、理解を得ることが後のトラブルを防ぐことにつながります。
また、普段から良好な関係を築き、意思疎通ができることもトラブル防止の一助となります。
取扱説明書をよく読み、定められた使用方法を守りましょう。
十分に乾燥した燃料を使いましょう。水分を多く含むとPM(粒子状物質)や一酸化炭素などがより多く放出されます。また、燃料中の利用可能なエネルギーが減り、経済的にも環境的にも損をすることになります。乾燥の度合いは、叩いた音(乾いた高い音がすればOK)で判断できます。
薪ストーブでごみを燃やす行為は不法焼却(違法行為)に該当し、ダイオキシン類などの有害物質が多く発生しますので絶対に行わないでください。
また、防腐剤や塗料の付いた建材、接着剤の付いたベニヤ板など、燃料に適当でないものを燃やした場合も不法焼却になります。無垢の木材を使用しましょう。
炉内や煙突にすすがたまると、使用したときに飛散してご近所迷惑になることがあります。年に1度は必ず炉や煙突内を点検し、すすやタールがあればブラシで除去しましょう。
また、3~5年に1度は専門家によるストーブ本体と煙突のフルメンテナンスを行いましょう。
関連リンク
環境省では、ご近所トラブルを防止し、木質バイオマスストーブの適切な普及を図るため、ガイドブック、報告書を取りまとめていますので参考にしてください。
薪ストーブの補助関連ホームページ(サイト内リンク)
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