更新日:2023年6月1日

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さくらんぼ品種紹介

山形県内で育成されたさくらんぼの品種を紹介します。

注)収穫期は、年により前後することがあります。

佐藤錦(さとうにしき)

【来歴】

「黄玉」×「ナポレオン」

山形県東根市の佐藤栄助氏が大正11年に育成した。山形県の栽培面積の70%を占めるさくらんぼの代表品種。

【特徴】

大きさは7g前後で、色は黄色地に鮮やかな紅色がつく。甘みと酸味のバランスが良く、肉質は乳白色で非常に良好。

【収穫期】

6月中旬~7月初旬

紅秀峰(べにしゅうほう)

【来歴】

「佐藤錦」♀×「天香錦」♂

山形県園芸試験場(現:山形県農業総合研究センター園芸農業研究所)が昭和54年に交配し、平成3年に品種登録。

【特徴】

大きさは10g前後と大きく、果肉が硬く、日持ち性に優れる。外観が良好で、鮮紅色に着色する。甘みが強く食味が良好で、結実性が良く、豊産性である。

【収穫期】

6月下旬~7月上旬

紅さやか(べにさやか)

【来歴】

「佐藤錦」♀×「セネカ」♂

山形県園芸試験場(現:山形県農業総合研究センター園芸農業研究所)が昭和54年に交配し、平成3年に品種登録。

【特徴】

大きさは5~7gと早生種の中では大きい。果皮色は朱紅色であるが、熟度が進むと紫黒色となる。酸味は「佐藤錦」と比較し多いが、甘酸適和で早生種としては品質良好である。

【収穫期】

6月上旬

紅てまり(べにてまり)

【来歴】

「ビック」♀×「佐藤錦」♂

山形県園芸試験場(現:山形県農業総合研究センター園芸農業研究所)が昭和55年に交配し、平成12年に品種登録。

【特徴】

7月中旬以降に収穫できる極晩生種。果実の大きさは10g以上で極めて大きく、糖度は20%以上で果肉が硬く日持ちも良い。

【収穫期】

7月上旬~7月中旬

紅きらり(べにきらり)

【来歴】

「レーニア」♀×「コンパクトステラ」♂

山形県園芸試験場(現:山形県農業総合研究センター園芸農業研究所)が平成元年に交配し、平成20年に品種登録。

【特徴】

さくらんぼでは極めて珍しい自家和合性の品種で、自分の花粉だけで結実する。果実は8~9gと大きく、着色・外観が良好で、酸味が少なく食味良好である。

【収穫期】

6月下旬

紅ゆたか(べにゆたか)

【来歴】

「ビック」♀×「C21-7」♂

山形県園芸試験場(現:山形県農業総合研究センター園芸農業研究所)が平成2年に交配し、平成21年に品種登録。

【特徴】

佐藤錦より数日早い6月中旬に収穫できる早生品種で、結実は良好。果実の大きさは6~9g程度で、早生品種としては大玉。

【収穫期】

6月中旬

南陽(なんよう)

【来歴】

「ナポレオン」♀×「不明」♂

山形県農業試験場置賜分場で育成された。昭和32年に交配し、昭和53年に品種登録。

【特徴】

果実は8~10g程度で、肉質はち密で甘みが多い。

【収穫期】

6月下旬~7月上旬

お問い合わせ

農林水産部園芸大国推進課果樹振興担当

住所:〒990-8570 山形市松波二丁目8番1号

電話番号:023-630-2466

ファックス番号:023-630-2456