更新日:2023年4月13日
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所在地:〒992-1441米沢市笹野町字大森下八7409-1
電話:0238-38-2912
ファックス:0238-38-2913
置賜電気水道事務所は、電気事業の白川発電所及び横川発電所の維持管理、並びに八幡原工業用水道事業及び置賜広域水道用水供給事業の運転維持管理に関する事務を所管します。
白川発電所は、白川上流の西置賜郡飯豊町高峰地内にあり、飯豊山の水を蓄えた、国土交通省東北地方整備局が管轄する白川ダム(外部サイトへリンク)の水を使用しているダム式発電所です。この発電所は、昭和55年に運転を開始し、水車発電機1台で最大20立方メートル/秒の水を使用し、落差53mで9,000kWの発電を行います。最大使用水量20立方メートル/秒は企業局内で最も使用水量が多い発電所です。また、発電所付近は豪雪地帯のため、変電機器はすべて発電所建屋内に格納されているのも大きな特徴です。
横川発電所は、新潟県を河口とする荒川水系横川上流に位置する山形県西置賜郡小国町箱口地内にあり、国土交通省北陸地方整備局が管轄する横川ダム(外部サイトへリンク)の水を使用しているダム式発電所です。この発電所は、平成20年8月に運転を開始し、県営の発電所としては新しく、その構造も設備も近代的な発電所です。水車発電機1台で最大13立方メートル/秒の水を使用し、落差57mで6,300kWの発電を行います。発電効率を高め発生電力量を上げるために、水車には変落差、変流量に優れたデリア水車(斜流水車)を採用し、更に保守の簡素化を考慮しオイルレス・水レス化等の最新技術を導入した発電所です。
八幡原工業用水道事業は、地域振興整備公団が昭和49年から米沢市に造成を進めた「米沢八幡原中核工業団地」に工業用水を供給するため昭和53年に事業に着手し、昭和56年4月に給水を開始しました。
農林水産省が刈安川に建設した水窪ダム(外部サイトへリンク)を水源とし、米沢市細原地内の浄水場で処理した後、自然流下方式で工業団地内の企業に給水しています。
平成17年度には既設配水池600立方メートルに加え1,000立方メートルの配水池を増設しました。
八幡原工業用水の使用の手引き(PDF:893KB)、様式(ワード:90KB)
置賜広域水道用水供給事業は米沢市、南陽市、高畠町、川西町の二市二町に水道用水を供給するため、昭和54年に事業に着手し、昭和58年4月から1日最大給水量26,600立方メートルの給水を開始しました。
農林水産省が刈安川に建設した水窪ダム(外部サイトへリンク)を水源とし、米沢市笹野地内の笹野浄水場(置賜電気水道事務所)で浄水処理しています。
その後、山形県が新たに綱木川に建設した綱木川ダムを水源として、1日最大給水量34,000立方メートルを給水する拡張事業を行い、平成19年10月から合せて1日最大給水量60,600立方メートルとなりました。県内の浄水場でも唯一、2つの水源から取水することで大雨災害等によるリスクを分散しています。
さらにおいしい水道水を供給するために、水窪ダム系に粉末活性炭を用いた高度浄水処理設備を整備しました。また、綱木川ダムとの130m以上の水圧を利用した小水力発電(196kW)を行っています。発電した電力は浄水場内の電力を全て賄い、余った電力は売電しています。
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