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更新日:2021年12月24日
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本日、令和4年度政府予算案が閣議決定されました。
今回の政府予算案については、いわゆる「16 か月予算」として、令和3年度補正予算と一体的に編成されたと伺っておりますので、双方についてコメントします。
今後、詳細の把握を進めてまいりますが、今回の政府予算案については、これまでに本県が行ってきた政府への提案や、全国知事会を通した要請の内容を概ね受け止めていただいたものと捉えております。
政府予算案のうち、現時点において把握できている主な事項は、下記のとおりです。
(新型コロナウイルス感染症対策関連)
まず、新型コロナウイルス感染症対策関連では、医療提供体制の確保、ワクチン接種体制の整備、治療薬の確保や研究開発・生産体制の整備、感染症の影響により厳しい状況にある方々の事業・生活・雇用に対する支援などが盛り込まれており、ウィズコロナにおける感染拡大防止と社会経済活動の両立に寄与するものと認識しております。
政府や他の都道府県、県内市町村と連携し、県としても、しっかりと取り組んでまいります。
(少子化対策、医療・福祉関連)
少子化対策、医療・福祉関連では、保育・幼児教育・看護・介護・障害福祉等の現場で働く方々の収入の引上げ、不妊治療の保険適用の実現などが計上されております。
また、こども家庭庁の令和5年度の創設に向けた準備も始まります。子どもや子育て当事者の視点に立った施策が力強く推進されることを期待しております。
(デジタル化関連)
デジタル化関連では、デジタル技術を活用して地方を活性化する「デジタル田園都市国家構想」を推進するため、自治体の創意によるデジタル技術の実装に対する支援、光ファイバや5G基地局など地方のデジタル基盤の整備、デジタル人材の育成などが盛り込まれております。
将来にわたって暮らしやすく活力ある地域社会を形成していくことを目指す地方創生の実現に向けた取組みが、今後さらに加速するものと評価しております。
(産業経済、農林水産業関連)
産業経済、農林水産業関連では、地域の産業を支える中小・小規模事業者の生産性向上や、事業再構築の促進、農林水産業の輸出力強化や成長力の強化などが計上されております。
ポストコロナに対応するための施策が盛り込まれているものと受け止めております。
(公共インフラ、防災・減災、国土強靭化関連)
公共インフラ、防災・減災、国土強靭化関連では、高速道路や地域高規格道路等の整備、流域治水の本格的展開、インフラ老朽化対策等に係る予算が確保されています。加えて、通学路の合同点検等を踏まえた交通安全対策の計画的かつ集中的な実施が盛り込まれております。
県としても、令和2年7月豪雨災害を踏まえた治水対策や、通学路の合同点検を踏まえた歩道の整備等の安全対策の強化などに取り組んでまいります。
(地方の財源確保関連)
地方の財源確保関連では、各般の事業を推進するにあたり、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や地方交付税が増額されております。
地方における施策推進のための財源に配慮いただいたことについて、評価しております。
引き続き情報収集に努め、今後の予算配分において本県が必要とする予算額が確保されるよう働きかけるとともに、ウィズコロナ・ポストコロナの県づくりに向け、県の2月補正予算及び来年度当初予算の編成にしっかりと取り組んでまいります。
令和3年12月24日