更新日:2017年9月7日
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【とき】平成28年11月1日(火曜日)11時~11時50分
【訪問先】「ナセBA」(市立米沢図書館&よねざわ市民ギャラリー)(米沢市)
【出席者】市立米沢図書館長 村野隆男氏
中川米沢市長、知事、置賜総合支庁長ほか
米沢市文化複合施設「ナセBA」は、1階に市民ギャラリー、2階に図書館がある米沢市の文化の拠点として平成28年7月に開館しました。指定管理者である公益財団法人米沢上杉文化振興財団が運営しています。
「ナセBA」は、市民の文化生活の質を高め、「文化が薫るまち」を実現するとともに、まちの顔となる中心市街地の賑いの再生と「市民が活発に交流するまち」を形成する拠点となる施設としての役割を担っています。
開館から4ヶ月を経過した「ナセBA」を視察し、市民ギャラリーと市立図書館の設備や利用の状況などについてお話をうかがいました。
市立米沢図書館の村野館長から施設を案内していただきました。
「ナセBA」は、上杉鷹山公の「なせばなる」と「Book」と「Art」に由来するのだとか。
米沢らしい素敵な名前がついていますね。1階の市民ギャラリーです。市民の皆さんが創作した作品などを展示するギャラリーの入口にはブックカフェがありました。
この日は、「米沢市総合書道展」が行われていました。さっそく中を拝見。とても明るくて広々とした展示空間が広がっています。
ゆったり作品を鑑賞できる広々としたギャラリーに数多くの書道作品が展示されていました。スライディングウォール(可動式の間仕切り)によって9つの展示室に分けることもできるそうです。皆さんの作品、素晴らしいですね。
書道展主催者の皆さんにも話をお聞きしました。照明も明るくバリアフリーになっているので、じっくり作品をご覧いただけますね。展示時間は、10時から18時。3時間まで無料の駐車場が近くにあるのでとても便利です。この日も大勢の来観者がありました。
書道展の皆さんと記念撮影。
こちらは、1階にある学習室です。静かで落ち着いた環境の中で、学習することができます。読書灯は有機EL照明です。
吹抜けの空間が広がる2階の市立米沢図書館。本がずらりと並んでいます。2階の開架に15万冊。3階から5階までの壁面書庫に6万冊、その他全部合わせると30万冊に及ぶそうです。
利用者が自分で操作して貸出しができる自動貸出機があります。お一人10冊まで期間は2週間までとのこと。24時間利用できる返却ポストがあって、とても便利です。
図書館の開館時間は、10時から20時(4~9月の平日)。小説から実用書までたくさんの本が並んでいるものはもちろん、パソコンが設置されていてインターネットも利用でき貴重な資料を閲覧することもできます。吹抜けの空間には、ゆったりとした机と椅子が配置され、リラックスして雑誌や新聞を読むことができます。
古くは直江兼続が収集した古典籍や、藩校興譲館に伝わった資料も多くコレクションされており、上杉鷹山公の蔵書など、貴重で興味深いものばかりです。米沢市の財産ですね。
こちらは、子ども図書コーナー。奥にあるおはなしのへやでは、親子で靴をぬいで床に座って本を読むことができます。
読書通帳(子どものみ)。どんな本を読んだか記録されます。
素敵なアイディアですね。
「ナセBA」は、米沢市民の新しい憩いの場、学習の場としてますます利用が増えそうですね。
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