更新日:2017年9月7日
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【とき】平成28年11月24日(木曜日)11時50分~12時15分
【ところ】熱中小学校(旧時沢小学校)(高畠町)
【訪問先】廃校再生プロジェクト NPO法人はじまりの学校
【出席者】廃校再生プロジェクト NPO法人はじまりの学校 理事長 佐藤廣志氏、事務局長 石黒浩司氏
高畠町 寒河江町長、渡部副町長、知事、置賜総合支庁長ほか
「熱中小学校(旧時沢小学校)」は、平成27年10月から始まった大人の学校です。起業家精神・里山文化・最新技術を学ぶ学校として廃校を利活用しています。
校長の重松大輔氏(株式会社スペースマーケット代表取締役社長)をはじめとする豪華な教師陣の授業のほか、高畠町の耕作放棄地の再生プロジェクトや起業支援等を行っています。さらには、田舎らしさを活かした「里山体験イベント」を開催し、人々の交流の促進を図っています。
「まほろばの里高畠町」の北部に広がる時沢地区。ぶどう園に囲まれたのどかな環境にある旧時沢小学校が、大人向けに、仕事観や生き方、起業家精神や技術・農業などさまざまな分野の授業が行われる「熱中小学校」として県内外から注目を集めています。熱中小学校は、統廃合で平成22年に廃校となった時沢小学校の校舎を活用して「もういちど7歳の目で世界を・・・」を合言葉に平成27年10月に開校しました。
教諭として参加するのは、一流の経営者や大学教授や音楽家。様々な分野で活躍する方が小学校の科目に沿い、60~90分の授業を行う。開催は、月2回。第2第4土曜日。
「起業」「里山文化」「学び」をキーワードに、さまざまなイベントや授業を提供しています。
熱中小学校の概要やこれまでの活動状況などを説明していただきました。
現在、平成28年10月から第3期の授業が始まっています。
東京分校や姉妹校、開設準備校など、全国熱中小学校のプロジェクトが広がっているそうです。
熱中小学校は、「2016年度グッドデザイン賞」を受賞しました。「地域・コミュニティづくり」カテゴリーにおける受賞で、廃校再生に始まる地域創生に繋がる取組みのユニークさが注目され、関わった人たちの強い熱意が伝わったのですね。第3期も多彩な授業が用意されています。
平成28年9月18日に開催された「第1回熱中運動会」の写真が掲示されていました。
こちらは、学校平面図。2階は、オフィススペースとしてレンタルしています。
2階のオフィススペースを借りている「スモークハウス ファイン」の施設を見学。
2階に「熱中小学校ジオラマプロジェクト(仮)」の展示。横幅約17m、奥行き約4m、約68平方メートルの地形模型に総延長約1,000m分の線路を敷いたHOゲージの鉄道模型ジオラマが広がっていました。
熱中小学校では、地場産業への参画として「ぶどう畑再生プロジェクト」にも取り組んでおり、地元農家が耕作放棄地をぶどう畑に再生するチャレンジに参画しています。
遠方で参加できない受講生のため、授業のネット配信も行われているとのこと。
このプロジェクトが地域・地方を越えたネットワークとなり県内外に発信され、人々の交流が活発化することによって地域が元気になっていきますね。
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