更新日:2020年10月2日
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本県の水道は、給水人口、給水量、水道事業職員数が減少しており、事業規模の縮小傾向が顕著になってきています。
給水人口及び給水量の減少は、料金収入の減少に直結し、水道事業の経営が一段と厳しくなることが予想されます。
経営状況の悪化により、施設更新や、耐震化が行えず、さらなる老朽化や耐震化の遅れが懸念されます。人材不足により技術の継承や災害時等の対応に支障をきたしてしまう恐れがあります。
このような状況の中、いかに水道事業を健全に維持し、県民に安全・安心な水道水を提供し続けていくかが大きな課題となっています。
そのため、県では、県全域の水道について、広域的な視点から中長期展望に立ち、持続可能な水道のあり方を示す『山形県水道ビジョン』を策定することとしました。
策定にあたり、次の3つの方法で意見を聴き、ビジョンに反映しました。
学識経験者、利用者及び事業者で構成する検討会を設置、公正かつ専門的な見地から、意見をいただきました。
村山・最上・置賜・庄内地域を単位とした市町村と県関係機関で構成する検討会を開催、市町村等水道事業者の意見を反映しました。
4圏域(村山・最上・置賜・庄内)で各2回(7~8月、11月)、県全体で1回(2月)、計9回開催しました。
平成30年3月、山形県水道ビジョン(案)について、県民の皆様から広くご意見を募集するため、パブリックコメントを実施しました。
寄せられたご意見と県の考え方については、以下のとおりです。
山形県水道ビジョン(案)についての意見募集の結果(PDF:105KB)
上記検討を踏まえ、平成30年3月に「山形県水道ビジョン」を策定しました。
今後、本ビジョンを旗印に、将来の理想像「人口減少等に課題に対応しながら、県民へ安全で安心な水を安定的に届け続ける山形の水道」を目指して、県内の水道事業者及び水道用水供給事業者等とともに、水道の経営基盤強化に向けた取組みを推進していきます。
山形県水道ビジョン概要版(PDF:878KB) ※A3二つ折資料(印刷する場合は、A3・両面印刷(短辺綴じ)で印刷)
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