更新日:2023年3月1日

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気候変動適応とは

気候変動によって、以前よりも今の方が暑くなっていたり(地球温暖化)、雪の降り方が変わってきたりしています。
また、短時間で降る大雨が増えてきたと感じている方も多いのではないでしょうか。

こうした「気候変動」により、私たちの食べ物や健康などにも様々な「影響」が現れています。
また、新たな被害が生じたり、大きな災害が起こったりすることも心配されています。

これからは、温室効果ガスの排出量を減らす「緩和」の取組みに加えて、
すでに起こりつつある気候変動への「適応」の取組みを進めていくことが重要です。

気候変動の影響

日本において既に起こりつつある気候変動の影響

  • 気温の上昇等による米や果樹の品質低下
  • 大雨の発生日数の増加による自然災害の増加
  • 感染症媒介蚊の分布北上、熱中症患者の増加
  • サンゴの白化、ニホンジカの生息域拡大…など

日本において既に起こりつつある気候変動の影響

出典:環境省資料

山形県で見られる影響

  • 気温の上昇等による雪解け期の早まり
  • サクラの開花日の早まりなどの生物季節の変化
  • 河川水温の上昇

将来予測まとめ

日本における気候変動の将来予測は、気温の上昇のほか、

  • 降雪・積雪は減少
  • 激しい雨、ドカ雪が増える
  • 強い台風の割合が増加、台風に伴う雨と風は強まる…など

将来予測まとめ

出典:気象庁「日本の気候変動2020」(外部サイトへリンク)

2つの気候変動対策「緩和」と「適応」

全国的に気候変動の影響は顕在化しており、今後さらに深刻化するおそれがあります。
これまで進めてきた気候変動の原因とされる温室効果ガスの排出を抑える「緩和」の取組みに加え、
既に生じている、あるいは将来予測される気候変動の影響による被害を回避・軽減する「適応」の取組みが重要となっています。

緩和適応

出典:気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)パンフレット(外部サイトへリンク)

「緩和」と「適応」は車の両輪!

気候変動「緩和策」については、下記のホームページをご覧ください。

個人の「適応」の取組み

私たち一人ひとりが、「適応」について、理解を深め、行動していくことが大切です。

身近にできる「適応」の取組みをご紹介します。

自然災害に備えよう!

雨が降る日が少なくなる可能性がある一方で、一度に降る雨の量が極端に多くなったり、大型の台風が来る可能性があります。

天気予報や防災アプリを確認したり、避難場所や避難経路を確認し、自然災害に備えましょう。

熱中症を予防しよう!

気温の上昇により、熱中症で搬送される人の数が増える可能性があります。

暑い日には、水分をこまめに補給したり、外に出るときには帽子をかぶったりしましょう。

水を大切に使おう!

雨の降る日が少なくなる可能性があります。

普段から節水に心がけましょう。

事業者の「適応」の取組み

「適応」は、気候変動によって生じる新たな被害、大きな災害に備えるための対策といった側面が多いことも事実です。

一方で、例えば企業にとっては、気候変動による様々な影響に積極的に向き合うことにより、社会に役立つ新たなビジネスを生み出すことができるといった可能性もあります。

環境省が作成した下記ガイドでは、気候変動の事業活動への影響と適応取組の基本的な進め方、民間企業が適応に取り組むメリットなどを紹介しています。

お問い合わせ

環境エネルギー部環境科学研究センター環境企画部

住所:〒995-0024 村山市楯岡笛田三丁目2番1号

電話番号:0237-52-3124

ファックス番号:0237-52-3135