更新日:2024年2月1日
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県は、第4次山形県環境計画に掲げる「持続的発展が可能な豊かで美しい山形県」を実現するため、次代を担う学生の皆さんが実施する、カーボンニュートラルにつながる活動に対して補助金を交付します。
令和5年度における補助金の申請期限は令和5年7月14日(金曜日)となります。
※より幅広く募集をするため、申請期限を延長いたしました(7月3日付変更)
次の全ての要件に該当する団体が対象となります。個人での申し込みはできません。
団体要件1 | 県内に拠点があり、主に県内で活動する団体 |
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団体要件2 | 主に県内在住の高校生以上の学生で構成されている団体 |
団体要件3 | 団体の規約等を有し、代表者が明らかである団体 |
団体要件4 | 未成年者のみで構成されていない団体 |
団体要件5 | 営利活動、政治活動、宗教活動を主たる目的としていない団体 |
団体要件6 | 暴力団、暴力団員等が関与していない団体 |
以下の全ての要件に該当する活動が対象となります。
活動要件1 | 山形県内で実施する活動 |
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活動要件2 | 第4次山形県環境計画の6つの施策の柱のいずれかに寄与する活動 |
活動要件3 | カーボンニュートラルにつながる実践活動、普及啓発活動、調査研究活動のいずれか |
活動要件4 | 営利を主たる目的としていない活動 |
活動要件5 | 個人・特定の事業者の利益や、政治・宗教的宣伝を目的としていない活動 |
活動要件6 | 国・県・市町村から他の名目で補助金等の交付を受けていない活動 |
第4次山形県環境計画の6つの施策の柱
活動を実施するために必要不可欠な、以下の経費の100%(上限5万円)を補助します。
費用区分 | 内容 |
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旅費 |
拠点から活動の実施場所への往復に係る公共交通機関の 利用料金 |
報償費 | 外部講師への謝金及び旅費など |
印刷製本費 | パンフレット、チラシ、資料等の印刷費用 |
消耗品費 | 活動に必要な消耗品の購入費用 |
材料購入費 | 活動に必要な材料の購入費用 |
通信運搬費 | 通信料、郵便料金など |
保険料 | イベント等の実施に当たっての保険加入料 |
使用料 | 会議室の賃借料、機材の借上げ料、タクシー運賃など |
その他 | その他知事が必要と認める経費 |
補助金交付申請書 | 事業計画書 | 収支予算書 |
口座振込申出書 | 振込先の通帳の写し | 団体の会員名簿 |
団体の概要がわかる書類(団体規約等) |
山形県環境エネルギー部環境企画課カーボンニュートラル・GX戦略室
※具体的な連絡先は補助金申請の手引きをご確認ください。
補助金の申請受付期限:令和5年7月14日(金曜日)必着
補助金の交付決定通知:令和5年7月中旬予定
実績報告書の提出期限:令和6年3月15日(金曜日)
令和5年度は、審査の結果、以下の11団体を補助金の交付対象に決定しました。
団体名(所属学校名) | 活動の概要 |
カーボンニュートラルについて考える会(村山産業高等学校) |
・カーボンニュートラルついてのアンケート実施 ・カーボンニュートラルについての説明活動 |
クリーンプロジェクト班(村山産業高等学校) |
・自然エネルギー発電の充電システムの制作 ・体験型ブースを活用した啓発活動 |
村山産業高校電子情報技術部(村山産業高等学校) |
・太陽光パネルの製作 ・試作品との比較検証 |
光陵省エネ電工チーム2nd(酒田光陵高等学校) |
・飛島地域を中心に酒田市内の高齢者住宅の電気製品の点検・修理 ・太陽光を利用した誘導灯、照明器具の設置など避難路の整備 ・活動についての発表会・小学校への出前授業 |
山東探究塾Ⅱ(2年次)「微生物発電と細菌叢の関係」班(山形東高等学校) | ・微生物発電と相性のいい細菌叢の条件についての研究 |
山東探究塾Ⅱ(2年次)「電力削減を実現させる床用ワックスの開発」班(山形東高等学校) |
・電力削減を実現させる床用ワックスの開発 |
山東探究塾Ⅱ(2年次)「微生物発電」班(山形東高等学校) | ・微生物発電の研究 |
環境配慮型コンクリート会(米沢興譲館高等学校) | ・環境配慮型コンクリートのCO2吸収率向上に向けた研究 |
ベニバナ型太陽電池会(米沢興譲館高等学校) | ・ベニバナ型色素増感太陽電池の研究 |
山形県立山形工業高等学校 機械系研究会(山形工業高等学校) | ・超小型風車ブレードにおける最適形状の研究 |
天童高校家庭クラブ(天童高等学校) | ・廃棄果樹の加工と食品開発 |
令和6年1月30日(火曜日)、県庁講堂において、令和5年度の補助事業者である高校生のグループによる成果発表会を開催しました。交付決定を受けた11グループの中から、オンライン参加を含め10グループが発表者として参加したほか、助言者として山形大学カーボンニュートラル研究拠点の吉田司代表、山形県環境科学研究センターの青木政浩所長が参加し、各発表に対する助言を行いました。
参加者からは、「高校生の時点から専門的な取組みを行っていて驚いた」、「すでに実用化できそうな取組みを行っているグループもあり、すごく刺激を受けた」等の感想が出され、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、若者世代の意識変容や学びを深めるきっかけとなりました。
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