更新日:2021年1月29日

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峠駅スイッチバック遺構

峠駅スイッチバック遺構の写真1

板谷峠の最高地点を越える 峠駅スイッチバック遺構(米沢市)

『峠駅スイッチバック』は、奥羽本線の福島から米沢にいたる板谷峠にあり、明治32年に導入された鉄道施設である。
奥羽本線は、最も早く奥羽山脈を越え、最も海抜の高い所を走り、最も勾配の急な鉄道であると言われ、その中でも峠駅は標高622mの位置にあり、この鉄道のほぼ最高地点である。

吾妻連峰の峠越え

奥羽本線の福島・米沢間は、奥羽山脈の吾妻連峰を越える鉄道で、板谷駅と峠駅の間が吾妻連峰の分水嶺である。峠駅はこの峠越え鉄道のほぼ最高地点となる。(板谷峠は南から順番に、福島側の赤岩駅、山形側の板谷駅、峠駅、大沢駅となる。)
写真の、スイッチバック用の折返線トンネルは先で行き止まりになっている。今はレールが外されているが、以前はスイッチバックの時の折返しに使用された。
また、米沢は豪雪地帯であり、板谷峠のスイッチバック遺構は、すべて雪除けのスノーシェッドが取り付けられている。これはポイント等の設備を雪から守るために設置されたもので、峠駅のスノーシェッドは全長200メートルにも及ぶ巨大なものである。

峠駅スイッチバック遺構の写真2(JPG:95KB)

今は「つばさ」が走る峠駅

峠駅スイッチバック遺構の写真3(JPG:85KB)

スイッチバック用折返線トンネル(左奥)

峠駅スイッチバック遺構の写真4(JPG:90KB)

スイッチバックの時のスノーシェッド

峠駅スイッチバック遺構の写真5(JPG:94KB)

スノーシェッドの中の様子

峠駅スイッチバック遺構の写真6(JPG:92KB)

変電所奥のスノーシェッド跡

遺産データ

峠駅スイッチバック遺構の地図山形県米沢市大字大沢字峠

【線路内立ち入り禁止】
線路内に立ち入っての写真撮影は大変危険です。

  • 名称:峠駅スイッチバック遺構
  • 竣工年:1899年(明治32)
  • 所有者:東日本旅客鉄道株式会社

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