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更新日:2025年3月10日
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山形新聞の地域欄において県内各地の桜の開花状況が長年にわたって公開されています。
当センターでは、このデータからサクラ(ソメイヨシノ)の開花日の変化を解析しました。気温の変化同様、地域により差はありますが、いずれの地点でも有意な早まりが確認できます。
植物は気候の変化に敏感です。地球の温暖化により果樹の品質低下が懸念されていますが、開花の早まりとともに収穫時期の早まりも想定されます。
気候変動の影響により桜(ソメイヨシノ)の開花が早まっています。地域により差はありますが、ここ50年で5~11日ほど早くなっています。
地域ごとに差がある「開花日の早まり」ですが、開花の早い地域の開花はどんどん早くなり、開花の遅い地域の開花は少しずつしか早くならない傾向が見られます。
そのため、開花が最も早い地点と遅い地点の開花日の差は、1970年代は平均で7.9日でしたが、ここ10年は平均で13.6日と広がっています(2024年時点)。
このように、どの地域も気候変動の影響を受けていますが、その大きさは少しずつ異なっています。
各地点の平均開花日と開花日の早まりをグラフにしました。
開花が早い地点ほど開花日の早まりが大きいことがわかります。
開花が最も早い地点と最も遅い地点の開花日の差について、経年変化をグラフにしました。
だんだん差が大きくなっていることがわかります。
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