更新日:2023年12月22日
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鼠ヶ関港は鼠ヶ関川の河口に開けた港で、山形県の南西端に位置し、新潟県に隣接しています。弁天島・ミカノ島・ヨコアヂ島等、大小の小島に囲まれた天然の良港であるため、江戸時代より沖合いを航行する船が荒天時に避難する港として利用されてきました。現在は、地域物流と地域の水産業の拠点として重要な役割を担っています。また、港内には鼠ヶ関マリーナや海水浴場マリンパークねずがせきが整備されており、山形県における海洋性レクリエーション基地として、魅力ある港づくりを目指しています。
鼠ヶ関港は、大正11年に内務省指定港湾、昭和22年に山形県唯一の避難港に指定されました。その後、昭和26年の港湾法施行に伴い、同27年には地域物流の拠点となる港として地方港湾に指定され、これにより国の補助による港湾整備に着手しました。
昭和22年から同37年にかけて、港内の靜穏度を高め、避難船舶の安全な停泊を目的として、東西防波堤の築造及び港内の浚渫が行われ、鼠ヶ関泊地において500トン級船舶1隻が停泊できるようになりました。更に、平佐浜泊地においても同様の効果を得るため、昭和52年から沖合において防波堤(西)の整備に着手しています。
昭和50年からは、鼠ヶ関マリーナの整備に着手し、同57年に供用を開始しました。
クラブハウス、駐車場、ボートヤード等の施設があります。
(写真:全景)
大小合わせて約200隻のプレジャーボートが収容可能です。
(写真:船舶保管状況)
平成28年4月1日に固定式の新しいクレーンの供用を開始しました。新しいクレーンは、15トン吊級で、東北日本海側で初めての導入になります。
(写真:新型クレーン)
鼠ヶ関マリーナに関するお問い合わせは
鼠ヶ関マリーナ管理事務所 0235-44-3199
鼠ヶ関港においては、主に海岸の浸食防止のため離岸堤や突堤、護岸の整備を行ってきました。昭和57年より、人工海浜マリンパークねずがせきの整備に着手し、平成13年に全面オープンしました。
海水浴場(人工ビーチ)、海生生物の観察に適した人工磯場のほか、芝生広場などもあり、幅広い年代の方に楽しんでいただける施設となっています。
なお、人工磯場で遊ばれる方はサンダルなどのはきものを持参してお楽しみください。
(写真:マリンパークねずがせき ビーチ)
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