更新日:2023年9月22日
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「延髄破壊」「脊髄破壊」「脱血」などの締めの手順を変えることで、鮮度保持効果、見た目、作業効率などのニーズに応じた効果が期待できます。
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延髄切りの前に動脈球前の血管を切断し、流海水中で放血する方法が脱血効果が高いことがわかりました。ただし、鮮度保持効果を高めたい場合には、脱血の前に延髄切りを行う必要があります。
活け越ししたマダイの 締めの手順 については、複数の方法で鮮度保持効果が認められましたが、最も重要なのは、手順の最初に延髄を破壊することでした。
延髄と神経を完全に切断することが、マダイの死後硬直の進行を遅らせる上で重要であることが示唆されました。
本県沿岸で漁獲されたサワラの粗脂肪量は、漁期を通して個体差が大きく、粗脂肪量が5%以上の個体では、背側魚肉よりも腹側魚肉が1.1~1.6倍粗脂肪量が高いことがわかりました。
トラフグにおいて年齢別の漁獲尾数を算出したところ、2014~2017年漁期は1歳魚の漁獲割合が大きいことが分かりました。特に、2014年漁期は全体の漁獲尾数の4割を占める程大量に漁獲されており、近年の漁獲量減少の要因と考えられるため、小型魚の水揚げ制限などの資源管理を行うことが望ましいと考えられました。
トラフグ 種苗生産 において「 水づくり 」を活用することで、体色異常 個体の発生を抑制できる可能性が 示唆されました。
トラフグにおける有機酸標識の際、定量ピペットの代用として綿棒を用いることで作業効率が 向上する可能性が認められました。
本県の底びき網漁業 により漁獲されるスルメイカは、 6~ 12 月の水深 150 ~350 mに 生息していると考えられました 。
底びき網漁船のエビ曳き操業の現状を調査したところ、ホッコクアカエビの活魚出荷技術の開発のためには、ゲンゲ類の混獲回避が課題であると考えられました。
ホッコクアカエビとトゲクロザコエビのドリップ量は 緩慢凍結より急速凍結の方が少なく、解凍においては氷水 解凍 の場合が最も少ないことが示されました。体色 変化はホッコクアカエビにおいては 凍結 条件によらず 氷水解凍で最も小さく、一方、トゲクロザコエビでは急速凍結の方が小さいことがわかりました。
イワガキ漁礁にチェーンを設置することで 波浪を利用した岩盤清掃が可能となりました。
天然イワガキを餌環境が良好な漁港内で 3カ月間蓄養した ところ、身入り度が大幅に改善しました。
市販の浄化槽ブロアーと塩ビパイプ によるエアリフトポンプ を試作し、エアストーンと水深を変化した場合の揚水量を明らかにしました。
酸素ボンベを使用せずエアレーションによる活魚輸送を行ったところ、 サクラマスは46.8kg/立方メートル、ヒラメは 38.1 kg/立方メートルの密度 における輸送が可能でした。
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