更新日:2024年1月10日
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庄内浜産のハタハタ、サワラ、マダイ、マガレイの4魚種について、季節ごとの脂乗りやアミノ酸組成などを分析し、科学的な観点からのおいしさの特徴をとりまとめ、魚食普及や販売促進などにも活用できるガイドを作成しました。
庄内浜産のマダラ、マダイ、マフグの3魚種について、魚種ごとの鮮度保持技術を開発し、漁業者や流通関係者、料理人などが目的に応じて活用できる「庄内浜鮮度保持技術ガイド」としてまとめました。
美味しいとされる秋期における山形県産のマガレイは、呈味性の遊離アミノ酸量が東北太平洋産と比較して約2倍であり、産卵期の2月と比較しても高いことがわかりました。
漁業者が行うマダラの活締め方法について、見た目が美しく且つ船上で安全に処理できる方法に改良しました。
本県沖におけるズワイガニ資源は夏季調査で今期(2022年)は最高水準にあると推定され、好漁となりました。豊度の高い稚ガニが順調に生き残り、漁獲加入したためと考えられます。好漁は2023年漁期まで続きますが、以後、一時的に漁獲水準は低下すると予測されました。また、漁業者の自主規制の取り組みについては、具体的な効果など科学的データの提示によって支援していきます。
山形県沖の主要な天然礁である明石礁において、ホンダワラ類やツルアラメから構成される大型海藻群は水深33m以浅の岩盤に分布しており、北部より南部に多い傾向がありました。
えん下調整食における県産水産物の利用に関するアンケート調査の結果、県産水産物は需要は高いが使用率は低いことが明らかになりました。その理由として処理の手間や人員、情報不足があげられ、調理工程を省力化する製品の開発や研究及び業種を超えた連携が求められます。
山形・秋田県境海域においてサケ稚魚は距岸2kmより岸寄りに分布の中心があると考えられました。
令和4年度に漁獲されたアワビの成長速度は、昭和41年度及び平成4~6年度のそれと比較したところ、鈍化傾向にあり、一部の地区では漁獲サイズ(10cm)に達する漁獲加入年齢が1~2年遅くなっていました。
本県沖の主要な天然礁である明石礁の魚群は水深50m以浅に多く、特に礁中央の浅所域やその周辺に多く蝟集していました。
イガイの身入り度は漁期である夏に低く、秋から冬にかけて上昇する傾向にあり、性成熟の影響が考えられました。
低・未利用魚であるノロゲンゲ、アゴゲンゲ、クロゲンゲを原料とした魚醤油は、それぞれ一般的な魚醤油であるナンプラーと比較してうま味(先味)が強く、うま味コク(後味)が弱かった他、アミノ酸総量が多いほどうま味コク(後味)が強いという特徴がありました。
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