更新日:2023年12月19日
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マフグのてっさ利用において料理人自ら締めることが可能な場合は、薄引きしやすくなり身の透明感が保たれ、旨味成分も上昇する「脱血優先」の神経締めが推奨されます。
サワラの冷やし込みには「海水氷」を活用した方法が適しており、歯ごたえの向上や酸味の抑制に効果があることが分かりました。
マダイに神経締め処理を施すことで、赤色の発色に寄与することが分かりました。
アミ類の個体密度は7月から8月に高いとされてきましたが、8月は大幅に低下しており、餌料環境からみた本県におけるヒラメの放流適期は7月と考えられました。
大型クラゲは2019年以降増加し漁業障害も生じており、引き続き監視が必要です。山形県沿岸における出現の予測には西方海域との出現時差の情報が参考になります。
ズワイガニを保護する目的で沈設された由良沖の人工魚礁を計量魚群探知機で調査し、約9割が埋没していないことを確認しました。
山形県沖の主要な天然礁である明石礁と大瀬の海底地形図を作成しました。詳細な地形情報ははえなわ漁業の効率的な操業の一助となります。
本県で確認された海産魚類を調査したところ、新たに94魚種が確認され、うち35魚種は日本海において本県より南に生息するとされている魚種でした。山形県海産魚類目録の種数は計436魚種となりました。
2021年漁期の県産クロマグロは大型個体の漁獲が増え、60kg以上の平均単価(円/kg)は30kg未満の3倍以上でした。単価は魚体重や漁獲時の取り扱いに左右されます。大型魚狙いの操業の推進に加え、鮮度保持等漁獲物の高品質化の指導が必要です。
現行、8、9月に1日ずつ実施しているヒラメ稚魚のモニタリング調査は、稚魚の出現ピークが7月であったことから調査時期の見直しが必要です。
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