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更新日:2024年7月3日
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A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、A群溶血性レンサ球菌による上気道(鼻からのどまで)の感染症で、一般的に溶連菌感染症といわれます。感染経路は、飛沫感染や接触感染です。潜伏期間は2~5日で、どの年代でもみられますが、特に幼児期から学童期の小児に多くみられます。例年「春から初夏」にかけてと「冬」に流行します。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(注意喚起チラシ)(PDF:250KB)
38℃以上の高熱、咽頭発赤(のどが赤くなる)、苺状の舌(舌に苺のようなツブツブが出る)、手足や体に小さくて赤い発疹が出るなどの症状があらわれます。熱は3~5日以内に下がり、他の症状も1週間以内に改善することがほとんどですが、「猩紅熱(しょうこうねつ)」と呼ばれる病気に移行することがあります。
その他、倦怠感や頭痛、嘔吐、腹痛を伴うこともあり、また、合併症として気管支炎、リウマチ熱、急性糸球体腎炎などがあります。
発症時には抗菌薬による治療を行います。合併症を防ぐためには、症状がよくなっても医療機関からの指示どおりに薬を飲むことが大切です。
予防は、手洗いやうがい、咳エチケットが有効です。症状があるときはマスクを利用したり、咳やくしゃみをするときは、ハンカチなどで口をおおいましょう。
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全国感染症発生動向調査週報(IDWR)(外部サイトへリンク)
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