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更新日:2024年7月3日
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インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症です。感染経路は、飛沫感染や接触感染です。空気が乾燥している冬季に多く流行がみられ、潜伏期間は1~3日で、突然の発熱で始まり、気管支炎や肺炎を併発して重症化することがあります。体力のない高齢者や乳幼児は命にかかわることもあります。
学校保健安全法では、第2種の感染症として定められており、発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで出席停止となっています。ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではありません。
【参考】出席停止期間の考え方
「○○した後△日を経過するまで」とした場合は、「○○」という現象がみられた日の翌日を第1日として算定します。例えば、「解熱した後2日を経過するまで」の場合は、以下の通りです。
月曜日に解熱→火曜日(解熱後1日目)→水曜日(解熱後2日目)→(この間発熱がない場合)→木曜日から出席可能
症状は急な発熱ではじまり、38度を超える高熱になります。発熱は3日程度続き、解熱しても咳が続くなど回復には1~2週間かかることもあります。また、咳やくしゃみのほか、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などを伴うことがあります。インフルエンザ発病後にインフルエンザ肺炎になることがあり、まれに重篤な呼吸困難を起こすことがあります。
合併症としては、肺炎や脳症などがあります。
治療としてはタミフル等の抗インフルエンザウイルス薬があります。効果はインフルエンザの症状が出始めてからの時間や病状により異なり、また、抗インフルエンザ薬の投与は全ての患者に対しては必須ではないため、使用する・しないは医師の判断に基づきます。処方については主治医へお問い合わせください。
予防としては、任意接種(※)で、インフルエンザワクチンがあります。(※65歳以上と60歳以上65歳未満の者であっても心臓、腎臓、又は呼吸器に病気がある方は定期予防接種の対象になりますので、詳細はお住まいの市町にご確認ください。)その他の対策として、患者も周囲の人もよく手洗い、うがいをし、流行時にはマスクを着用して咳エチケットを行いましょう。また、空気が乾燥しているとウイルスが長時間漂います。加湿器などで湿度を保ちましょう。
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全国感染症発生動向調査週報(IDWR)(外部サイトへリンク)
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