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更新日:2024年7月3日
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感染性胃腸炎は、ロタウイルス、ノロウイルス、腸管アデノウイルスなどによる感染症です。感染経路は、経口感染(糞口感染)や接触感染です。ロタウイルス、ノロウイルスは潜伏期間が1~3日程度で、腸管アデノウイルスは潜伏期間が3~10日程度で、冬季(腸管アデノウイルスは通年)に多く発生しています。
人から人へうつりやすいので集団感染になりやすく、ノロウイルスは、水や貝を原因とする集団食中毒を発症することも
あります。患者の嘔吐物や便について、適切な処理をしないと感染が拡大します。
特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法が中心となります。
予防としては、ロタウイルスについてはワクチンを接種することにより、ロタウイルス胃腸炎による入院患者を約70~90%減らすことができたと報告されています。令和2年10月1日からロタウイルス感染症の予防接種が定期接種になりました。生後14週6日までに初回の接種を受けましょう。ワクチンについて詳しくは厚生労働省ホームページ(外部サイトへリンク)をご確認ください。ノロウイルスと腸管アデノウイルスについては予防接種はありません。
その他の対策として、家庭では患者も周囲の人もよく手を洗いましょう。患者の嘔吐物や便を処理する際は、手袋、マスク及び眼鏡あるいはゴーグル等を着用し、処理後の嘔吐物等は厳重に封をして捨てましょう。ただしお住まいの市町によっては、感染性廃棄物として、密封状態で運搬・処理する場合がありますので確認が必要です。
過去10年間の全国の流行状況はこちらをクリックしてください。
全国感染症発生動向調査週報(IDWR)(外部サイトへリンク)
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