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更新日:2024年7月3日
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咽頭結膜熱は、アデノウイルスによる感染症で、小児(特に5歳以下)に多く見られます。感染経路は、飛沫感染や接触感染です。潜伏期間は5~7日で、6月頃から徐々に増加し始め、7~8月にピークとなります。
プールでの接触やタオルの共用により感染することがあるので、プール熱と呼ばれることもありましたが、近年ではタオルの共用が減った等の理由からプール利用における集団感染の報告は見られなくなってきています。(出典:厚生労働省「咽頭結膜熱について」(外部サイトへリンク))
学校保健安全法では、第2種の感染症として定められており、主要症状(発熱、咽頭炎、結膜炎)が消退した後2日を経過するまで出席停止となっています。ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではありません。
症状は38~39度の高熱、咽頭炎(のどが赤くなり、痛みがある)、結膜炎(目が充血したり、目の痛みや目やに、光がまぶしいなど)などがあり、3~5日程度持続します。その他にリンパ節の腫れや腹痛、下痢などを伴うことがあります。
重症化した場合は肺炎などを合併することがあります。
特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法が中心となります。ほとんど自然に治りますが、吐き気、頭痛の強いとき、咳が激しいときは、早めに医療機関に相談してください。
予防としては、流水とせっけんによる手洗い、うがいをしましょう。また、感染者との密な接触は避け、タオルの貸し借りはやめましょう。
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全国感染症発生動向調査週報(IDWR)(外部サイトへリンク)
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