更新日:2024年7月5日
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酒田市の泉谷地ため池で生きもの調査を行いました。
このため池は、地震時に決壊する恐れがあることから改修工事を計画しています。
土地改良法に基づき実施する農業農村整備事業では、工事に際し「環境との調和に配慮すること」が法律で規定されています。そのため、事業を行う前に環境配慮計画を策定して生態系への影響を回避・低減する対策を検討するため、現状の動植物の生息状況を把握する「生きもの調査」を実施しています。
今回の調査では、在来種のモクズガニ、オオタニシ、ウキゴリのほか、外来種のウシガエル、アメリカザリガニが多数確認されました。
以前は在来種のエビがたくさん生息しており、地元の人に食べられていたようですが、今回は確認できませんでした。
また、食用として日本に持ち込まれたウシガエルやアメリカザリガニも、今では日本のあちこちで在来種の生息環境を奪う厄介者になってしまいました。
元々生息していない生きものを持ち込んだり、持ち出したりすることは、生きものの生息環境を損なう行為ですので、絶対にやめましょう。
今後、調査結果をもとに、地域のみなさんと環境配慮計画を検討していきます。
【取材:庄内PJA すがの】
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