更新日:2024年6月10日
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庄内総合支庁管内には、添川、天狗森、東岩本、立岩、七五三掛、鬼坂峠地区(すべて鶴岡市)の6つの「農地地すべり防止区域」が存在します。
毎年雪解け時期には融雪調査を行い、災害が発生した際の要因を判断する資料としています。
融雪による災害が発生した場合は、降雨による災害と同様に取り扱い、融雪量を雨量換算し降雨量と合算した値が、日雨量80mm以上の場合「災害復旧事業」の対象となります。
調査方法は、天候、測定時間、積雪深や積雪密度の違う深さのコア(空缶に雪を充填したもの)の重さを測定します。
一般的に積雪密度の変化は、根雪の期間を4期に分け、積雪初期(0.2g/c立方メートル)、最深積雪期(0.3g/c立方メートル)、融雪期(0.4g/c立方メートル)、融雪最盛期(0.5g/c立方メートル)となっています。【平成24年災手帳(全日本建設技術協会)「参考資料(第5積雪の密度)」より引用】
これを2月下旬~3月末までの融雪期間中、一週間に1回程度行います。
今冬期は例年に比べ積雪量が半分以下で、測定データも不十分なものとなっていますが、万一の場合に備え今年もデータ蓄積を行っています。
【取材:庄内総合支庁農村計画課 髙橋】
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