更新日:2024年11月13日
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鶴岡市羽黒町の手向(とうげ)地区環境保全会(会長 山本啓さん)が蝦夷館(えぞたて)公園隣の畑で、サツマイモの収穫と焼き芋体験を行いました。
この畑は、所有者が高齢化して保全管理することができなくなり、遊休化して草木に覆われた農地でした。手向地区には多くの観光客が訪れて目にする場所ですので、「景観が悪い畑を放置することはできない」と保全会が立ち上がり、自治振興会(会長 勝木正人さん)と協働して畑を復活させたのです。
当日は、手向地区の住民が参加して6月に植えた紅あずまの収穫作業を行いました。予め、強く大きく絡み合ったサツマイモのつるを刈り取っておき、参加者は丸裸の畝からさまざまな形に成長したサツマイモを掘り上げました。作業が終わると、焼き芋と芋煮汁、新米のおにぎりをみんなで食べて秋の収穫を喜びました。
手向地区は、1400年を誇る山岳信仰の伝統と住民によるまちづくりの取り組みが評価を受けて、「2024世界の持続可能な観光地トップ100選」に選ばれました。
保全会は、遊休農地を再生する住民の取り組みを継続していきます。
【取材 R6/10/26:庄内PJA北川】
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